プラセンタ療法
プラセンタ化粧品
 
当院の紹介記事

プラセンタとは『胎盤』のことです。
プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことで、医薬品の世界ではこの英名(placenta)がよく使われています。 胎盤は妊娠中の胎児を包む羊膜と、子宮とを結ぶところに位置する円盤状の臓器です。人間を除くほとんどの哺乳動物が出産後に胎盤を食べてしまいます。これは血の臭いを消すためという説もありますが、現在は産後の体力回復に役立てるとの説が有力視されています。胎盤の一部である「ヘソの緒」をとっておくのは今では記念品としてですが、その昔は特効薬として使う目的であったと言われています。この効果に着目し、現在様々な種類のプラセンタ商品が開発・販売されています。

母親と胎児を結ぶプラセンタの大きな役割
そもそも、プラセンタの主な役割は母体の中にあって、まだ人間の体として1人立ちしていない胎児と母親を結ぶところに位置して、胎児の各種臓器の代行をすることです。
胎児はまだ脳下垂体、肺、肝臓、腎臓、脾臓、小腸といった臓器の機能を十分に備えていないため、胎盤がこれらの代わりに働きます。複数の臓器の働きを1つでこなすことから「万能臓器」といっても過言ではありません。
また母親から供給される栄養分と酸素を胎児に運び、胎児の排泄物を母親の体に渡す役割も担っています。ここでは、胎児側の血液と母体側の血液が混ざらないような「胎盤関門」が存在し、栄養分の受け渡しが行われています。

あまり知られていませんが調節機能という働きもあります。例えば、胎盤には血液の凝固を防ぐと共に、出血を防ぐ働きもあります。これは血液を胎児に贈るために血液の凝固を防ぐ、出産の際は母体を守るために出血を防ぐ、といったことからも推測できるかと思います。必要に応じてどちらの働きもできるように調節機能を作動させているのです。

いずれにしろ着床した受精卵がわずか10ヶ月でみごとな赤ちゃんに成長するのは胎盤の働きによるところが大きく、その役割を果たす期間は短いものの、人体において極めて重要な働きを持っています。

胎児の発育にかかせないプラセンタの栄養素
胎児が母親の体内にいる間、プラセンタは、胎児と母親とを結んで胎児の生命を維持し、その成長を促すという極めて重要な働きを担っています。 わずか10ヵ月でたった1個の受精卵を約3キロの赤ん坊に育て上げることができるのは、胎児の発育に必要なあらゆる栄養と豊富な生理活性物質(体の働きを活発にする物質)が、胎盤に含まれているからにほかなりません。これは、もし胎児がもう10ヶ月そのままのペースで大きくなり続けた場合は富士山と同程度の大きさになるといわれているほどの驚きの力です。このことからもわかるように、プラセンタは栄養素と薬効の宝庫なのです。

ブタの胎盤は化粧品などに、ヒトの胎盤は注射薬に
一般に人間やブタなど哺乳動物の胎盤から抽出されたエキスのことをプラセンタエキスもしくは胎盤エキスと呼びます。 ちなみに、人間のプラセンタエキスは注射薬、ブタのプラセンタエキスは内服薬や健康食品、化粧品に利用されています。またウマのプラセンタエキスを使った商品も最近では存在し、一部の化粧品や健康食品に配合されています。植物性のプラセンタやマリンプラセンタという商品も良く見かけますが、本来の「哺乳動物の胎盤」という定義から言えば、効果には疑問が残ります。当社取り扱いの商品は人間、ブタ、ウマ由来の胎盤エキスのみを使用しており、植物性プラセンタやマリンプラセンタは一切使用していません。

プラセンタの働き
最も注目されている若返りの効果
プラセンタには様々な効果が期待できますが、最も注目されているのが若返りの効果です。
多くの女性が、この効果を求めてプラセンタを利用しています。詳しいメカニズムは未だ解明されてはいませんが、プラセンタに含まれる多くの栄養素や生理活性物質によってもたらされていると考えられています。

アンチエイジングに最適な効果

アンチエイジングという言葉があります。 日本語に訳せば『抗加齢』、誰もが願う、『いつまでも若くありたい』という気持ちを表した言葉です。 アンチエイジングには「抗酸化」「ホルモン調節」「抗ストレス」といった要素が重要になりますが、プラセンタはこのアンチエイジングに最適な効果を発揮します。

抗酸化作用
プラセンタの有名な作用として、「抗酸化」作用があります。そもそも、酸化とは体の中で栄養素と結びついてエネルギーを作り出すはずの酸素のうち、使われなかった余分な分が体内の各種の細胞や臓器を「さび付いた状態」にしてしまうことです。その結果として組織が正常な働きが出来なくなり、糖尿病、高脂血症、肝臓の機能の低下などの生活習慣病といわれる問題が起きてしまうと言われています。プラセンタは高い「抗酸化」作用を持つことが研究で分かっています。ちなみに抗酸化作用をもつ成分としてビタミンCやE、アントシアニン、イソフラボン等が有名です。

活性酸素を除去する力
活性酸素とは体内に入ってきたウイルスや有害細菌を殺して身体を守るものです。また、体内の酵素反応を促進し、細胞内での情報伝達の働きをする体内に必要不可欠なものです。しかし、体内に過剰に発生すると、細胞を傷つけ、身体を錆びさせ、肌老化や体調不良の原因になります。プラセンタは体内で過剰に発生した活性酸素を除去する「活性酸素除去作用」作用を持つので、体に良い影響を与えます。

ホルモンバランスを整える力
ホルモンバランスは不規則な生活、ストレス、お酒、喫煙、過度なダイエット、運動不足などによって崩れてしまうことがあります。これは身体に悪影響を与え、老化を促進させる恐れがあります。プラセンタにはホルモンを適正な状態にする「ホルモン調節」の働きがあり、身体への悪影響を取り除くと共に、アンチエイジングとしての効果が見込めます。
さらに精神を安定させる「抗ストレス」の効果もあると言われていますので、現代人の強い味方であると言えるでしょう。
また、疲労回復や肝臓機能の改善などの効能もあり、女性だけでなく男性にも効果があることがわかります。
プラセンタはまさに今一番注目されるアンチエイジンググッズなのです。

★プラセンタの効果一覧

以下の働きがあることが多くの研究者によって解明されています。
・免疫賦活 ・抗炎症 ・活性酸素除去 ・基礎代謝向上 ・内分泌調整 ・血圧調整 
・疲労回復 ・強肝/解毒 ・血行促進 ・細胞賦活 ・抗アレルギー ・創傷回復促進 
・体質改善 ・美容効果 ・美白 ・ターンオーバー促進 ・抗アレルギー 
・抗炎症 ・ニキビ


婦人科---更年期障害・生理痛・生理不順・不妊症・冷え症など
皮膚科--- 肌荒れ・しみ・乾燥肌・脱毛症・アトピー性皮膚炎・水虫など
内科--- 肝炎・頭痛・貧血・十二指腸潰瘍・腎炎・高血圧・食欲不振など
整形外科--- 肩こり・五十肩・腰痛・ひざ痛・関節痛
歯科口腔科--- 歯槽膿漏・味覚低下・口内炎・舌炎・歯肉炎・インプラント後の創傷治癒促進など
神経科--- 自律神経失調症・うつ病・不眠症など
泌尿器科--- 夜尿症・膀胱炎・性欲低下など
眼科--- 眼精疲労・視力低下・アレルギー性結膜炎など
耳鼻科--- 耳鳴り・めまい・アレルギー性鼻炎・臭覚低下・メニエール病など

★副作用はありますか?
副作用の心配はありません。
プラセンタは、基本的に副作用はほとんどないものとされています。1956年にメルスモン注射薬、1959年にラエンネック注射薬が医薬品として認可されてから、50年近く調査が続いていますが重篤な副作用の報告は上がっていません。稀に注射を行なった場所に疼痛が起きる程度です。但し、これは「皮下及び筋肉注射において」という添付文書の適正な使用方法が前提です。

---注意点---
万が一、肌の痒みや発疹など、このような症状が身体に現れた場合は経過観察などの対応が必要になります。また一般論として、蛋白・アミノ酸製剤であることから、アレルギー体質の方や体力が極端に低下している方は慎重に使う必要があります。


これらの症状がいつまでたっても改善されない場合は念のため医師に相談してみましょう。

   

 

  

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