当院の紹介記事
清水整形外科医院
 
東京都世田谷区奥沢5-14-11
TEL 03-5701-2801
 
体にやさしい
実践プラセンタ療法

「胎盤力」で実現する
アンチエイジングと再生
 

■私のプラセンタ療法
患者さんの笑顔に教えられるプラセンタ療法の真価
 

◎他科の患者さんを 診ることも多い
 

 私の医院は整形外科が主体ですが、漢方薬や伸縮性テーピングも扱っていますので他の科でも診療する機会が多く、プラセンタは整形外科・内科・婦人科・皮膚科・神経科などに関係した患者さんに用いています。
 整形外科が主なので必然的に患者さんは老人が多いのですが、病気でプラセンタを使う患者さんは中年から高年者で、若い方は美容関係を期待する方が多いという傾向があります。

 皮膚科は、治った状態を自分の目で見られるので患者さんの反応がはっきりし、痛みを主訴とする整形外科疾患も治癒を確認しやすいのですが、疲労回復や体力増強の場合は、なかなか効果がわかりにくいようです。

◎プラセンタが見せる多様な改善作用

 プラセンタを実際に使ってみて、そのすばらしいところは、さまざまな疾患に効果をもたらしながら副作用がほとんどなく、また主に整形外科の疾患に使用したにもかかわらず、むしろ他の症状−−肩こり、冷え性、耳鳴り、めまい、自律神経失調などの不定愁訴が改善してきたという"思いがけない副作用"があるという点でした。
 次に最近の症例の中から、代表的なものをご紹介します。

 
〔症例1〕尋常性乾癬(65歳・女性)

 尋常性乾癬で5年間、数軒の病院でステロイドなどによる治療をしていたが全く反応がなく、治癒の傾向がみられなかった。当院で週2回のプラセンタ筋肉注射(各2A)をしたところ、3ヶ月で治癒傾向が見られ、6ヶ月で完治した。
 

〔症例2〕尋常性乾癬(66歳・女性)

平成2年ごろより原因不明の尋常性乾癬で痒みを伴う全身の発疹がみられ、2年間、大学病院などを転々として治療したが全く反応がなかった。
 平成4年に当院にて初診。漢方薬とステロイド軟膏で平成14年まで治療。少し改善がみられたが、依然として全身の色素沈着と鱗屑が残存していた。
 平成15年より週1回(2A)のプラセンタ筋注を併用したところ、色素沈着、鱗屑、掻痒が改善され、平成17年には両下腿の僅かな色素沈着を残すのみとなり、平成18年4月には両下腿は完治、手の甲もほぼ完治した。

プラセンタ使用前(下腿、手の甲)平成15/8/26
平成18/4/9 (ほぼ完治)
 
〔症例3〕顔面神経麻痺(72歳・女性)

重度の顔面麻痺のため、大学病院で多量のステロイド治療を受けていた。平成16年10月に転倒し、左前腕骨骨折で当院に来院。ステロイドを使っていたため、骨粗しょう症があり、そのため骨折の転位もひどかった。骨折部をなるべく早く治癒させる目的で、プラセンタを週1(各2A)筋注したところ、期待した骨折部よりも顔面神経麻痺の方が改善された。
 プラセンタを筋注してからは大学病院でのステロイド療法はせず、平成18年2月現在、麻痺はほとんど改善された。
 

〔症例4〕メニエル症候群(52歳・男性)

数年前から回転性めまいと耳鳴りがひどく、近くの医院にて投薬を受けていたが改善しなかった。時々、めまいは立っていられないほどになったり、何回も救急車を要請するほど重症であった。
 平成17年3月からプラセンタを週1回(各2A)筋注したところ、1年後には今までのめまいが自覚されなくなり、睡眠もとれるようになった。しかし、耳鳴りは改善されなかった。この患者さんには、生薬のサフランも併用した。
 

〔症例5〕慢性関節リウマチ(75歳・女性)

両膝関節、両手関節の疼痛と腫脹。血液検査で「RA2+、CRP2+」の慢性リウマチで平成13年来院。プラセンタを週1回(2A)筋注、消炎鎮痛剤、漢方薬を併用した治療で平成18年2月現在、両手関節に軽度の腫脹と疼痛はみられるが、日常生活には全く支障がない。
 この患者さんは当初より上記の治療のみで、いわゆる抗リウマチ薬は使用せずにコントロールされている。
 

〔症例6〕うつ病(53歳・女性)

近在の医院にて抗うつ剤の投薬を受けていたが改善せず、平成14年5月に初診。抗うつ薬を併用しながら、当院で週1回プラセンタ(2A)の筋注と漢方薬の投与を始めた。平成16年7月頃から、うつ症状の改善傾向がみられ、患者さん自ら抗うつ剤を止め、プラセンタと漢方薬だけの治療を選択、平成17年には、うつ病は完治した。
 

〔症例7〕肩こり(39歳・女性)

平成12年頃より重度の肩こり、めまいのため、近くの医院を転々とし、投薬、マッサージ、鍼、カイロプラクティックなどを試してみた。肩こりは時に頭痛、吐き気、食欲不振を伴うほどひどく、マッサージ師に「肩が石のように硬い」と言われていたという。平成17年3月より当院にて週1回、プラセンタ(2A)の筋注、漢方薬を併用したところ、3ヶ月後には肩こりが改善され、マッサージは全く必要なくなった。当院にもリハビリ用の低周波はあるが、この患者さんは一切それを使わなかった。
 

〔症例8〕骨粗しょう症(96歳・女性)

平成15年1月に家の中で転倒し、第12胸椎圧迫骨折による腰痛のため、往診にて週1回のプラセンタ(2A)の筋注を行った。
 その後、15年12月、再び家の中で転倒し、左大腿骨頚部骨折のために手術を行った。執刀医によれば、90代の骨にしては硬かったという。
 プレートによる固定で2ヵ月後には担任し、現在も杖なしで歩行している。当初は髪も薄くかつらを使用していたが、平成18年2月現在、ふさふさとした頭髪になり、認知症もなく元気に過ごしている。90代の高齢でも、プラセンタによる骨と髪の再性能が発揮されたのだろうか。
 

〔症例9〕脊柱管狭窄症(69歳・男性)

間歇性跛行。右坐骨神経痛がひどく、3ヶ所の病院で手術しかないと診断され平成14年8月に当院にて初診。MRIでは脊髄の狭窄が著明であった。
 プラセンタを週1回(2A)、坐骨神経ブロックに使用し、同時にリハビリ、投薬なども併用したが、半年経っても改善せず、痛みもひどくて仕事や日常生活にも支障をきたしたため手術を勧めたが、患者さんの希望でプラセンタを続行したところ、初診から約1年で坐骨神経痛、跛行が著明に改善された。
 平成18年2月現在、一人で青森まで車の運転ができるほど回復し、日常生活には全く支障が見られない。MRI(平成17年)は当初と全く同じで、突出した椎間板はそのままだったが、圧迫された神経が蘇生されたのであろうか。
 

〔症例10〕生理痛(46歳・女性)

肩こり、めまい、冷え性があり、週1回のプラセンタ筋注(2A)を続けたところ、毎月あった排卵痛が3ヶ月で消失した。それまでは婦人科でホルモン剤を投与されていたが、現在はプラセンタだけで経過良好である。
 

〔症例11〕脊柱管狭窄症(73歳・男性)

平成15年より間歇性跛行があり、100メートル歩くと右下肢の痛みのため歩行困難となり、ベンチなどに座って休むとまた歩けるという状態が続いた。
 平成15年6月に初診、プラセンタの注射を週2回(各2A)坐骨神経付近に行ったところ、3ヶ月目にはしびれと痛みが改善し、跛行がなくなった。消炎鎮痛剤は一切使用しなかった。
 

〔症例12〕頚椎脱臼骨折(82歳・女性)

平成16年3月、自宅階段で転倒し第4頸椎脱臼骨折のため、頸髄除圧術と固定術を行った。5月に退院し、当院に来院。来院時は一人での歩行困難、両手の巧緻運動障害、両手のしびれ、冷え性があった。週2回プラセンタの筋注(各2A)を行ったところ、2ヶ月ほどでしびれ、手足の動き、痛み、冷え性が改善された。一度損傷を受けた脊髄のリハビリテ^ションには難渋することが多く、特に高齢者は回復が困難であるが、この患者さんにとってはプラセンタが神経再生を促進させたとしか思えないほど症状の改善が著明であった。

 
◎もっと多くの医療機関でプラセンタの真価を確認してほしい

 現状では美容面での需要が多いようですが、プラセンタが免疫力を賦活させ、治療にも予防にも有効であることを実感してきた私は、これが本質的な病気にも効くことを広く医療現場で各二にしていただきたいと考えています。
 その作用機序には不明な面もあり、現代医学では反応しない病の全てにプラセンタが有効であるとは思っていませんが、副作用の心配も少ないのですから、一度は試してみる価値があるのではないでしょうか。
 整形外科医である私がプラセンタを使う範囲は狭いので、他科の先生に使用していただければ、さらに多くの病院への効果が見出せると思います。
 私自身も当初は半信半疑でしたが、使ってみて「意外なところに効いていく未知なる薬」を実感しました。
 医療現場で患者さんから喜びの声が聞けることは、医師として生きがいを感じます。今後プラセンタへの理解が進み、医療の現場にもっと普及し、少しでも患者さんの福音となることが望まれます。

(本誌P178〜 抜粋)

 
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